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2011-05-26

新しくなったEvernote Google Chrome エクステンション


今日の夕方、いつものように見ていたWEBページをクリップしようとしたら、いつもとは違うポップアップが出てきて、おまけに下部にボタンらしきものが見えているもののテキストが出てきていないし、配置もカスケード風に変な表示になっています。これは一体何、と調べたら Chrome の evernote Web Clipper が更新されていたのですね。Chrome 再起動で表示は(今までとは全く違うものですが)ちゃんと読めるようになりました。

大きな変更点は、勝手にクリップの対象を自動的に選択するようになったところです。ですが、私の使い方としては、URLにコメントを付けてクリップ、というある種のブックマーク的な使い方をしていまして、記事全体をクリップすることはほぼ皆無です。このような使い方している身にとっては、新しいWEBクリッパー、あまり便利には思えないのですよ(というか余分な機能が付いて却って邪魔になった感じです)。多分多くの人にとっては便利な方向への進歩なんでしょうがね、残念ながら「すべての人にとって」の進歩は無理ですからね。今回は少々見捨てられた感じが漂っています。

せめてオプションでデフォルトの選択対象を指定が出来ればね(URLだけで充分なので)。まあ、今までの通例ならしばらくするとそういうオプションが追加されていそうですが。


追記:06-14: いつの間にかオプションが追加されていました。デフォルトアクション指定可能になっていました。

新UI、UIの変更はたいていの場合、特に以前のUIを使い慣れていると、最初の反応は「使いにくくなった」です。私も今のところは使いにくい感じがしますね。ただ、WEBクリップでどの程度テキストを書き込むかということを考えると、テキストエリアを最小限にしてポップアップを小さくしたのは悪い方向ではないと思います。ただですね、現状ではフロート表示されるヘルプというかガイドメッセージ(ちゃんとした正式名称があったと思いますが)が、IMEの候補ウィンドウと被ってしまってかなり見にくくなるのですよ。このあたりのIMEとの組み合わせ、evernoteの新リリースの度に問題になっている気がしますね。リリース前にIMEを使う日中韓あたりでの特別評価フェーズを持つべきじゃないでしょうか。

2011-05-25

Windowsマシン管理:igfxsrvc.exe 入れ替え

またまたマシン負荷が増大してきたのでチューニングを。

何をやっているのか判りませんがプロセスリストを見るといつも動いている igfxsrvc プロセス、インテルのグラフィックチップに関連したサポートプロセスらしいのですが、具体的に何をやっているのかは全く判りません。プロセスライブラリに解説がありますがいかにもな機械翻訳といった解説で内容も空疎です。

このプロセスですが、Windowsを使い続けているとだんだんCPU使用率が上がってきます。私のマシン(Lets Notes CF-R6)ではCPU使用率が10%を越えると危険水域、そのまま負荷が増大していてマシンがまともにオペレーションできなくなります。リブートすれば解消するのですが、下手すると再起動の指示(スタートメニューからの一連の操作)が反応しなくなることもあります(最悪でスタートメニューから再起動するのに30分以上かかったことがあります)。

igfvsrvc に関する負荷増大の問題、ググって見ると VAIO Type-P に関連して多数見つかります。が、不思議なことに他のマシンについては(CF-R6も含めて)あまり問題になっていないようですね。VAIOの場合には、コントロールパネルの「Intel Ultra Mobile GMA Drive」でパフォーマンスモードをオフにするという解決策があるようなのですが、Lets Note 搭載の「Intel Ultra Mobile GMA Drive」にはそのような選択項目がそもそも存在していません。ということで永らく再起動で対処してきておりました。

さて、上のガイド、よくよく読むと本来の対処は Intel GMA Driveの入れ替えなのですが、面倒な人向けに、ということで上のオプション変更による対処方法が紹介されているのですよね。そこで、ならLets Noteでもドライバ入れ替えすれば対応できるのではないかと思い付いて少々調べてみました。

まずは Let's note igfxsrvc で検索してみたのですが、見事なまでに情報無し。IntelのドライバなのでインテルのWEBで調べてみたらこんなページが。自動検出、アップデートしてくれるという謳い文句のサービスです。ただし、要最新Java。システム負荷軽減のためにJavaの自動アップデート止めていたので手動アップデートして実行してみたのですが、起動中の表示のまま先に進みません。3回ほど挑戦しましたが、すべて同じ。しょうがないのでダウンロードセンターからたどってみることにしました。

製品ファミリー「グラフィックス」、製品ライン「ラップトップ・グラフィックス・コントローラー」と選択すると、「モバイル インテル® 945GM Express チップセット・ファミリー」が出てきます。型番的にこれが目的のものでしょう。各OSように複数のドライバが置かれていますが、そこからVista32用を選択、exeファイル形式で「winvista_1583.exe」が目的のものになります。

ダウンロードして実行すると途中で二度ほど画面解像度が変わりながらドライバがインストールされます(かなり時間が掛かりました)。インストール完了するとリブートを要求してきます。が、実際にはリブートするまでも無くドライバは更新されているみたいでした。まあ、お薦めに従ってリブート。入れ替えてからまる一日以上経過してますが、igfxsrvc、瞬間的に5%を越えたことがありましたが、通常はCPU使用率0~2%で推移しています。どうやら igfxsrvc の負荷問題は解消されたようです。

2011-05-22

記事拾い読み:グラフで理解:スマートフォンOSの市場シェア予測


ありえない、と叫びたくなります。WMユーザではありますが、WMは終わった感がひしひしと漂ってきています。Symbian分がまるまるWMに置き換わるという予想なんでしょうが、そううまくいとは思えません。日本市場では現在のWMシェア1%割り込む程度まで落ちていたはずですよね。世界市場では日本市場ほど酷くはないにせよ、もう存在感無くなっているように思えます。

記事拾い読み:ジャストシステム、ATOK for Androidの正式版を6月22日より販売、価格は1,500円


羨ましいですね。以前の03esで使っていたATOK、実に具合のいいものだったのですが、機種変した今のHybrid03ではIMEがケータイ書院とやらになっているのですが、酷いなんてものじゃありません。20年前ならともかく、現在こんなレベルのIMEが存在していることを許せないレベルの酷さなんです。ATOK、Hybrid03版出してくれませんかね。

2011-05-20



議論のスタートポイントは日本での預金金利とそれが運用されている国債の金利差。どう考えても銀行に大量の預金しているのはおかしいのですが、世間ではそれが不思議になっていませんよね。実際、元本保証でさえ制限されているのに、大金を銀行に預けっぱなしにしている人って何を考えているのでしょうね。そういう暢気な人が一杯いるなら銀行は預金金利を上げようとはしないでしょう。


でも実際問題、国民レベルで金の使い方を考えたいか、といわれたら面倒でしょう。投げっぱなしで済むものがなにより、という感覚があると思います。ただ、それが国債に向かうのか、投信にむかうのか、程度の差しかないのではないでしょうか。


国、銀行による成長分野の一点張りが当たらなくなったのが長く続くデフレの元凶なのかもしれません。国やら銀行の一点張りが当たらなくなったのっていつ頃からでしょうね。考えようによっては、国の指導による自動車産業や電機産業の統合が出来なかったあたりで既に破綻していたように思えます。銀行についてはバブル崩壊が銀行による一点張りが大外れした結果ですよね。


少なくとも国の一点張りが信用されていないのは確かですね。また銀行もそういう意味では信用を失っているでしょう。しかしながら、これらに代わる受け皿が無いのも事実ではないですかね。どういう受け皿が必要なんでしょう。


2点かな。一つは日本の株式市場で個人の割合が低く、外国投資家の割合がかなり高い点。結果として日本のカビ式市場が国内事情ではなく国外事情で動くようになっているわけですよね。でもこれが金融自由化グローバル化の結果でもあるわけでしょう。美味しいところだけを取り分けることはできないわけですから。昔は、生保マネーとかが存在感ありましたが、今はもう存在感無くなっていますよね。金融自由化で国外の投資家が入り込んできたのに、国内の投資家が育っていないために、歪な状態になっているということでしょうね。

もうひとつは国債の話。国債は政府の借金ですが、国民の借金ではないですよね。現状、ほとんどが国内で買われているので、政府の借金、国民の債権でしょう。利払いも結局は国内に還流するわけで、ある種の所得再配分になっていうんじゃないですかね。気に喰わないのは実際上その利払いによる稼ぎがほぼ銀行に利益に成っているところですが。無論、個人がリスクを取って個人向け国債でも買えばいいのですけどね。これを若い人にツケを回しているという言い方は不正確でしょう。ただ、お金が銀行経由で国債にばかり流れているのは不健全でしょうが。でも、逆に考えると問題はお金が国債に向かっていることでは無いでしょう。その国債で借りた金で政府が何をやっているかを突っ込むべきじゃないですかね。政府が借金して老人にばかりばらまいているのであれば、まさに若い人にツケを回していることになります。逆に若い人中心の政策を取れば、(個人資産の大半を占める)年寄りから金をふんだくって若い人につぎ込んでいることになりますよね。であれば、国債に回っているを次世代へのツケと単純判断するのは危険じゃないでしょうか。


前回割合おおざっぱにしか話が出なかった国債の話の詳細化のようです。前回の記事に対するコメントへの解答といった雰囲気になっていますね。問題は金を貸している事自体ではなく、どうもその金の使い方がなっていないように見える点です。実際1990年あたらいから日本はまともに経済成長していません。ということは成長しない(で借金ばかり増える)企業に金を貸しているようなものですよね。その割に円が信頼されている(円高)のは消費税を上げる余地があるから。まあ、個人的にも消費税率は上がってもいいとは思いますがね。ただ消費税率を上げて税収落ち込んだ例がありますから、現状でどれだけ効果があるやら。なお、記事で30%とか書かれていますが、これはありえませんね。どうも経験則的にいって実効税率ベースで20%あたりが現実上の上限のようで、税率がそれ以上になるとこぞって税金逃れに力を入れるようになって税収が低下するようですな。

さて、円への信任がなくなると待っているのは円安とインフレ。ですが、円安インフレのどこが悪いのでしょう。円安になれば輸出系企業にとってはボーナスですよね。ここ数年で120→80円の円高で泣いている企業が多いことを考えたらむしろ高すぎる円の方が迷惑になっていませんか。また、インフレは実際に働いている人にとってはそれほど悪影響はでません。一方で資産で食っている様な人には致命的な影響を与えます。であれば若い人ほどインフレがよい影響をもたらすはずです。なんか見方が一方的というか、自分の商売の都合に合わせた我田引水的な雰囲気がたっぷりでしたね。

2011-05-14

拾い読み:インターネットじゃないインターネットの終わり:塩田紳二「モバイルトレンド」


Andriodの広まりによってケイタイネットの終わりがきたのではないかという考察。先日息子の携帯買い替えでAndriod機にしたのですが、GMailとの連携が便利なようですね。結局息子のケイタイメイルアドレスなんぞは知らないまま、GMailでそのまま使い続けています。ということは機種やらキャリアやらが変わってもメールアドレスが継続して使えるということで、やっとケイタイの世界にもインターネットの常識が入ってきているみたいです。MNPさえ効くなら私の端末もアンドロイドにしたいものなのですがね。

拾い読み:Google Chrome 10が正式公開。同期にパスワードが加わった!


いつの間にか同期対象のデータが増えていたのですね。とりあえず、全部同期対象にしてみました。とはいうものの今のところ使うマシンが一台だけなので、どれほど役に立つのやら、ですが。

拾い読み:PC Online からバッテリー問題についての総合解説と対策。

PC Online からバッテリー問題についての総合解説と対策。


ワケは理解しまいた。しかし、だたからといって、


これが納得出来るかといえば全然納得できません。というかこんな面倒なこと一々気にしていられません。もっとラフにいい加減に使いたいですね。


ニッカド、ニッケル水素電池に比べるとリチウム電池まだまだ単品で販売するには繊細すぎるということなんですね。しかし、もう少し都合のいい二次電池でてきませんかね。1.5V系で自然放電が少なく大容量、といった電池があれば最高なんですがね。

2011-05-11

拾い読み:変わるブラウザー


HTML5の波  2011-04-04

まあ、これはイントロ、HTML5の概要説明レベルで内容的には今更といったところです。

どうするIE  2011-04-05

IE6の問題

そういえばWEBアプリが使われだしたのはIE6時代からでしたね。そんな時代にIE6に合わせてスペシャルチューニングしてしまったWEBアプリが多数あるために、乗り換えが簡単にはできなくなっていると。本質的にはIE6向けのスペシャルチューニングがそもそもの間違いなんですが、今更どうしようもないですね。

Windows XPの問題

こちらも似たような問題かも。未だに使用台数が多いXP、でもって新IEはXPはサポート対象外と。下手に売れるとそれが自らを縛ることになるという例ですね。

舞台はスマホへ  2011-04-06

スマホの世界では基本がWebKitですからね、スマホを含めるとWebKitベースのブラウザかなりのシェアになるでしょう。

Windows Phoneで巻き返し

できるのでしょうかね。記事ではガートナー調査ベースでのシェア8.7%→4.2%となっていますが、ガートナーはMSに甘めの結果を出すことが多いですし、最近国内のシェアではWMはもう1%割っていたかと思います。

かじを切ったAT&T

AppStoreからHTML5によるWEBアプリ化への舵ですか。このあたりは微妙でしてね、たいていの場合、HTML5であろうともUI的にはたいていはネイティブの方が勝つのですがね。実際にはWEBアプリとネイティブアプリのマルチプラットフォーム化が望ましいのですが(Evernoteあたりそうなっています)。ベースシステムをHTML5で、人気プラットフォームにはネイティブも、というのがサーbにす提供側の戦略になってくるでしょう。


これは頭の痛い問題ですよね。世の中にプロパテント勢力がいる限りフリーとライセンスの争いは続くでしょうから。


へえ、ターゲットからIEを外した商用サービスが出現しているのですか。確かに数年前なら考えられなかった事態ですな。本来はターゲットブラウザなんて言わないで、「標準機能で実現できる範囲」に限定すべきだった、と思いますがね。標準外のブラウザ使うほうが悪いというスタンスです。まあ、過去のHTML規格ではこの「標準機能で実現できる範囲」が極端に狭かったのが問題だったわけですが。HTML5で範囲がそれなりに使えるレベルに達するのですから、変なチューニングを辞めるべき時が来ているのだと考えるべきでしょう。