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2012-10-31

調べもの:Excel/VBAでシリアル通信


まさかと思っていたのですが、調べてみると結構やっている人がいるExcel/VBAでのシリアル通信。


組み込み系の開発をやっている会社のようで、機器とのシリアル通信をExcelから、という発想のようです。ここの  WindowsAPI講座 シリーズ、VBAからWin32APIを使いまくるというかなりマニアックなコレクションになっています。その中のシリアル通信編は以下の4ページ構成です。

NO.12 シリアル通信(1) - 必要なWindowAPI定義
NO.13 シリアル通信(2) - シリアルポートのオープンとクローズ
NO.14 シリアル通信(3) - シリアルポートの通信プロトコル、送受信バッファ、タイムアウト
NO.15 シリアル通信(4) - シリアルポートの送受信方法


こちらはMSCOMM32OCXを使ったシリアル通信のサンプル。そういえばすっかり忘れていましたが、昔はOCXによる拡張というのが色々出回っていました。まあ、そういう補助DLLを使えば、ということでちょっと毛色が違う例になります。


MSのフォーラムでの質問と回答。.NETベースでシリアル通信アプリを(別途)作って、Excel/VBAからI/Oリダイレクトでそれを使うというなかなかユニークな手法が紹介されています。この発想はなかったですよ。でもさくっと使うには手っ取り早くて良い方法ではあります。

2012-10-30

拾い読み:無線LANをめぐる最近の標準化動向について



2011/11 、一昨年時点での 802.11 の標準化動向の説明資料。以前に別のところでIEEE802.11の状況の紹介記事を読みましたが、そちらは2009年時点、こちらは2011年ものですので微妙に更新されています。気になるのは5GHzでの高速化規格の 11ac と60GHzでの超高速通信規格の 11ad ですね。やはり高速化というのは一般ユーザレベルで関わってくるものですからね。

拾い読み:スマホでDVD! テレビもパソコンもいらないDVDデッキ登場



こちらも判っていらっしゃるようで。スマホからの操作でスマホに動画を表示、スマホからの記録もサポートというのは文句なしです。記事の用に携帯していくことを考えるとバッテリー駆動も可能になっていて欲しいところです。が、アダプタの電圧によっては案外簡単にできそうです。まあ、現状のバッテリー容量と消費電力から考えて無理と判断されたのかも知れません。ポケットの中でも10Ah、カバンの中なら20Ahが入る時代ですから、外付けの大容量バッテリーで使えるようなアダプタがあれば便利でしょう。

拾い読み:「Xbox スマートグラス」がPC、テレビ、スマホのエンタメを一本化



おお、さすがはMS、TV手元端末双方向でのデータの流れを理解していらっしゃる。何故か家電系のところが作るとTVに写す、の一方向になるのですよね。どういう呪縛がかかっているのでしょう。でも、これならTV→端末、端末→TVの両方向をサポート。個人的にはTVの画像を手元に持って来る所に有難味を感じます。

2012-10-29

まとめ読み:ASCII.jpから「無線LANのすべて」



ちょっとばかり前、11nが広まってきたころの連載記事です。入門編としてよさそうです。NW試験前に読んでおくべきだったよいうページです。NW試験に出る無線LANのネタはだいたい網羅している感じです。


まずはIEEEでの規格がどのように決まるかという話からスタート。特に11nは規格が決まるまでに紆余曲折があったようですので。そういえば永らく11n対応製品は(ドラフト対応)のままでした。まあ、どういう規格が通るかでメーカーの稼ぎが違ってきますから。ユーザーそっちのけの凌ぎ合いになるのは良くあることのようです。


元々の無線LAN規格はサフィックス無しの802.11、かつてWaveLANと呼ばれていた(使ったことがあります)2Mbpsのものでした。が、便利でもあまりに遅すぎ、かつ、便利となれば色々な拡張が欲しくなるもの、ということで末尾にアルファベット(この記事のころはまだ一文字でしたが、今では2文字になっていますね)を付けた追加の規格が検討されてきました。一般に売っている無線LANルータで見かける a/b/g/n あたりは馴染みのあるところですが、それ以外のは馴染みの薄い分野になります。今回の記事はそんな追加規格のお話。

a/b は初期に出てきた高速化規格。規格が決まったのは同時期ですが周波数帯と伝送方式が違い、その結果として伝送速度(理論値)も違っています。

802.11a 54Mbps 5.2/5.3/5.6GHz 直交周波数分割多重(OFDM)
802.11b 11Mbps 2.4GHz 直接シーケンススペクトラム拡散 (DSSS)

5GHz帯は他の目的で既に使われていたために色々な制約を受けたために普及が遅れていたようです。でもそのおかげで5GHz帯の利用の調整が進んで11nでは5GHz帯が使いやすくなったとも言えます。

802.11e はQoS制御の仕組み、ただAP/STA間でQoS制御やってもその先がサポートしていないと有難味は無いのですよね。でもって世界中のルータが共通のQoS制御をサポートするのは一体いつになるのでしょう。ということでごく狭い範囲でしか通用しない規格ですのでどの程度使われているやら。IP電話とセットになったソリューションとやらでは入っているようです(が当然、外との通信では無意味になるのですが)。

802.11f はアクセスポイント間プロトコル(IAPP:Inter-Access Point Protocol)でAP間のローミング制御、なのですが、会社規模で複数のWLAN-APを入れるときはバックエンドにWLANマネージャとかを入れてそちらで制御するので、これも目にする機会は少なそうです。

802.11g は見慣れた規格、11bと同じ2.4GHz帯で、11aと同じ伝送方式(OFDM)を使って高速化しようというもの。バンドの問題もあって 11b/g 対応のAPが一番出まわってのではないでしょうか。

802.11i はセキュリティ規格。初期のWLANはWEPが使われていましたが、これは無いよりはマシ程度のもので簡単に破られていました。802.11i としてセキュリティ規格の検討が始まったのですが、WEPを使い続けるわけにもいかずに、Wi-Fi Alliance の方で新規格 WPA が作られました。WPAは 11i で検討されていた規格の一部だけを緊急実装したもの、最終的には 11i によって WPA2 規格が決まっています。今はもう大方が WPA2 対応になっているのではないでしょうか(WEPが残っているのは古いDSぐらいですかね)。

802.11k はAPバックエンドのマネージャを介した管理の規格、今はどうなっているのか知りませんが、当初はこういうのは各社の独自規格で作られてAPとマネージャが同一ベンダでないと使えないものからスタートします、それを相互運用可能にしようというのが 11k 、これもベンダの利害に関わるところですから揉めそうな企画です。

そしてやっと 11n 、ギガビットイーサー時代の高速無線LAN規格に後はこの記事の頃はまだ審議中の規格案の一覧、いまはもうアルファベット二桁の規格まで出てきています。まあ、この中でエンドユーザ的に興味があるのはメッシュの 11s と直接通信の 11z あたりでしょうか。ここではまだ出てきていませんが、新しいアルファベット二桁のGbpsを狙った超高速の規格あたりも興味のあるところです。

最後は5GHz帯の新しいバンドプランについての話。11a で出てきましたが、5GHz帯は国によってバンド割付が違い使える帯域も制限され更に屋外での使用も禁止されていたわけですが、2007年の電波法改正によって使える帯域が国際標準に合わされ、屋外での使用も解禁されました。ということで使い勝手の上がった5GHz帯、これからの無線LANの主力になっていきそうです。


まずは電波通信の基礎の基礎からスタート。一応でもアマチュア無線でも触った人なら知っていて当然レベルのネタですが、知らない人は知らないでしょう。ということでイントロは変調、周波数と振幅、そして周波数変調と振幅変調の話です。まあこの辺りは昔のラジオ少年には常識レベルですね。AM/FMは一般名称で馴染みがあるところですが、次の位相変調になると一気に馴染みがなくなってきます。ということでまずは二相の位相変調、昔は位相差を拾うのは大事だったのですが、デジタル信号処理が広まってきたお陰であたりまえの技術になってきています。で、次は位相差90度の四相位相変調。位相差を小さくすれば一時に送れるデータ数は増大していきますが、小さな位相差を検出するのも難しくなりますし、伝送差による誤りも増えてきますので自ずと制約があります。このあたりは電波状況との兼ね合いになります。

位相差に更に振幅の大きさを組み合わせると更に多数のデータを一度に送ることができるようになります。これがQAMと呼ばれる変調方式で、高速通信では一般に使われている方式です。ですが、そもそも振幅値は雑音に酷く弱いので、これまた実際上は電波強度、信号の品質とかの兼ね合いになります。ただ、デジタル伝送では誤り訂正符号と組み合わせることができますので、組み合わせ次第では大量のデータ転送が可能になる可能性もあるようです。

昔はこのように変調した電波をそのまま飛ばしていたわけですが、今時のデータ通信ではこれを更に変調して送出します。概念的には上のを一次変調、伝送のための変調を二次変調と呼びますが、H/W的には一緒にやってしまっているようですね。二次変調で有名なのは初期の無線LANから導入されているスペクトラム拡散変調とかがあります。これを思いついた人は天才だろうと思いますね。一般にスペクトラム拡散変調では特定のパターンにしたがって搬送波を分散させるのですが、その分散パターンの違いにも意味を持たせて同時に複数のデータを送ってしまえというのがCCK(Complementary Code Keying)、与えられた電波領域を隙間なく使って高速のデータ通信をというのが進化の方向のようです。


という流れで次はスペクトラム拡散技術の話。記事にも書かれていましたが、元は軍事用の秘話通信のために開発された技術ですが、無線LANの伝送技術に採用されたことでいつのまにかごく一般に使われてきています。バースト性の雑音に強く、また電波レベルが(拡散されて)低下するので見つかりにくく(は軍事用では重要)、他に影響を与えにくい(のは民生用に重要)という利点があります。まあ、その分複雑な機構ではあるのですが、こういうのはチップが量産されればどうということのない問題になるのが昨今の世界ですからね。スペクトラム分散技術は時間とともに周波数を移動させていく周波数ホッピング(FHSS)方式(BTで使われているそうで)と一定のパターンで変調を掛ける直接拡散(DSSS)方式とがあります。受信側では同じ分散パターンで広がった電波を集約するともとの変調波が得られるという仕組みです。

そしてこのところ人気の二次変調がOFDM技術。元になっているのはマルチキャリア伝送という、元の変調波を複数の搬送波に分割して送り出すことによって擬似的に並列通信路を作って伝送速度を上げる仕組みです。ただマルチキャリア伝送を行なう場合には、副搬送波が重ならないようにしないと混信してしまうためにバンドの使用効率が悪い(間を空けないといけない)という欠点があり、一般的に使えるものではありませんでした。ですが、それぞれのサブキャリアを位相的に直交させると隣接したバンドでも互いに影響を与えなくなり、バンドの使用効率が改善されます。ということでバンド幅の限られた一般の伝送路でもOFDMによってマルチキャリアを使った高速伝送が使えるようになってきたわけです。

そして今回の最後はOFDMA、略語的にはOFDMの最後が Multiple Access に変わったものですが、OFDM技術による伝送路の多重化ですね。こちらは伝送路を複数の人が使うことになるモバイルデータ伝送で多用される技術です。この記事の頃はWiMAXだけでしたが、今はLTEもこの技術を使って多重化しています。サブキャリアの割り当て、位相差の設定とかで色々といじる余地があるというのは面白い話です。WiMAXやLTEが使われだした昨今では知っておくべき技術でしょう。


無線アクセスの技術 CDMA/CA の話。ネタ振りに ether を例に上げていますが、ether 自体、元になったのはハワイ大学の無線通信技術、ALOHAネットですから一周回ってきた感じですね。Ethernet ではケーブル上のキャリアの存在をチェックして無ければ送信(CDMA:Carrier Sense Multiple Access)運悪く複数のノードからの通信が衝突したなら(CD:Collision Detect)再送、という形式の CDMA/CD と呼ばれる手法でケーブルを共有していました。まあ、UTPとSWが標準になった今となっては昔話の世界ですね。これに対して無線LANでは CDMA/CA 、違いは最後の二文字だけですが、実際にはH/W的に送受信を同時に行える回路が高く付くとか、ケーブルと違って他のノードのキャリアを検出できないこともあるので、無線ならではの工夫が付け加えられています。そこらへんが CA:Collision Avoidance のキモ、まずは送信前に時間を空けて他のノードが通信しているかどうかをチェックし、また自分からは届かないノードとの衝突を防ぐためにRTS/CTS(は懐かしいシリアルのモデム制御信号の名前ですね)といった信号のやりとりを追加しています。でもどうみてもこういうやりとりはトータルの伝送速度を低下させる原因にもなっていますね。

お次はアドホックモードとインフラストラクチャモードの解説。一般的にはインフラストラクチャモードでしか使っていないでしょうということで以下の解説なインフラストラクチャモード限定で進んでいきます(PSPのゲーム限定でしょうか、MHですが、がアドホックモードでの通信をサポートしていました)。説明はAPからのビーコンを検出してSTA側がAPの存在(と接続パラメタ)を認識するところまで。複数のSSIDを持つことができるAPの話が余談で付いてきています。家の新しいAPがそうですね。基本、接続(の暗号化)でAESを使うようになっているのですが、古い機器との接続用にWEPも使えるようになっていて、それぞれ別のSSIDを割り振ることを推奨していました。まあ、ゲームのやりとりだけならバレても気にもなりませんから、こういう切り分けは有難い機能です。


ビーコンを捕まえたら次は Associate のフェーズ。ということで先に暗号化の話に繋がって来ました(認証は次回のようです)。最初に導入された保護機能はSSID、判っていなければ繋がらないというだけの代物、まあ、もともとセキュリティのための機能ではありません。まだ保護機能と言えるものがMACアドレスフィルタリング、特定のMACアドレスのSTAだけを繋ぐものですが、MACアドレスは電波をモニタしていれば見えてしまうものですし、チップ/ドライバレベルで偽造できるものなので、無いよりはマシですが安全といえるものではありません。まあ、気休めのために入れているケースは多いとは思います。家でも初期の無線LANではきっちりとMAC制限を入れていました。そして最初に導入された暗号化手法がWEPですが、これは設計上の弱点もあり暗号強度も低くごく簡単に解析できてしまうという代物でした。ということでこの当時は家庭ならともかく企業レベルでは使える代物ではありませんでした(が垂れ流しで使っているところが多かったようです)。

これに対処するために802.11i WG が設立されて検討が始まりましたが無線LANベンダーにはそれまで待つ余裕がなかったので、Wi-Fi Alliance の方で新規格 WPA が作られました(上の802.11規格の解説に出てきています)。最終的に規格化されて導入されたのがAES暗号を取り込んだWPA2、今の無線LANデバイスでなら標準的にサポートされているとおもいます。家ではDS以外は皆WPA2に対応していますね。


補うというか、本来ならこちらが先だと思いますが、APに接続してくるSTAの認証の話。WPA規定の認証方式は、事前にAP/STAで共有鍵を持つホームモードとバックエンドに認証サーバを使うエンタープライズモードの2つがあります。個人、家庭ベースでは認証サーバを用意して、なんていうのはハードルが高すぎますので、事前鍵共有で済ませるのがホームモード、感覚的にはWEPあたりと同じです。しかし、ATに繋いでくるSTAが多数になると事前鍵共有が逆に大事になってきます。ということでエンタープライズモードでは認証サーバによって認証情報を一括管理、APは接続してきたSTAに対するオーセンティケータとして動作し、認証サーバによって認められたなら通常のネットワークへのアクセスを許可する形態になります。AP(オーセンティケータ)と認証サーバとの間の認証のための通信はEAPを使います。問題はEAP、結構バリアントが多くて、かつてはEAPを使うなら同一ベンダー限定、異なったベンダー間ではまず繋がらないと言われていたものですが、今はどうなのでしょうね。この辺りの相互運用性がどうなったか気になるところです。

最後に今後のセキュリティとしていくつか問題が上がっていますが、理解できるものもあれば理解に苦しむものもあります。BYODとかが流行ってくると、社内に持ち込まれる(ただし社内のネットには繋がらない)無線LANルータとかは頭の痛いところでしょう。テザリング解禁で持ち込まれるというか、誤使用するケースも増えてくるでしょうね。DoS攻撃については、原理的には止めようがないでしょうから、素早く攻撃者を特定して対処、でしょうが、電波だとどうやって対処するのでしょうね。電波法違反で訴える形しかなさそうです。


まあ、あちこちで解説されていますが、11nでの高速化技術の解説。昨今の高速通信では共通的に使われているものも多いのですが、11n 固有の技術もあります。まずはMIMO、アンテナを増やしてデータストリームをその分増やして伝送速度を上げるもの、11n では最大4組なのでこれで基本伝送速度×4になるわけです(理論上ですがね)。次はチャネルボンディング、名前をつけると大物そうですが、要は複数チャネルをまとめて使えば伝送速度を上げられるというもの、ただ単純に幅が広がるだけでなく、チャネル間の干渉避けに空けていた帯域も使えるということで、二倍+αで伝送速度が向上するようです(あくまで理論値)。チャネルボンディングが効くのは5GHz帯、ということで本気で高速通信を堪能したいなら5GHz対応機種を選ぶ必要があるようです。OFDMもa/g では20MHzでデータ用48、同期用4で54Mbpsになっているものが、11n ではデータ用52、同期用4で65Mbps、更に40MHzでは搬送波が114になり 150Mbps を達成しています。これにMIMOの×4で 600Mbps が理論上の最高伝送速度というわけですね。更に11nでは信号間の空白期間(ガードインターバル、a/gでは800ns)をオプションで400nsに下げることもできるようになっていて、これも実効速度の向上に役立っているようです。ただ、こういう技術での 600Mbps は帯域全部、時間全部をデータ通信に使った場合の理論値で、実際にはあちこちに空白期間が必要になるので、実効速度としてはそこまでは行きません。その無駄を排除する機能も 11n には追加されています、のが最後の解説になるそうです。


細かなところでの無駄を削除する技術がフレームアグリゲーション、複数のデータフレームを単一の無線フレームに含めて、送信待ち時間、フレーム間の空白時間、ACK待ち時間を削減しようというもの。方式は データフレームだけを集約するA-MSDU(Aggregation-MAC Service Data Unit)、最大8KB、とMAC、FCSも含めたものを集約するA-MPDU(Aggregation-MAC Protocol Data Unit)、最大64KBの2つがあるそうです。無論、SDUだけの方が効率は上がるのですが、エラーがあると全体の再送が要求されて効率が低下します。PDUを集約するなら、個別にFCSがつくのでエラーがあっても再送範囲は限定されることになります。それこそ電波状況に応じて切り替え、なのでしょう。また、A-MPDUの時にはフレーム全体についてのACKでACK自体も集約されることになって、こちらも伝送速度の向上に繋がるようです。

さて最後の話題は既存の a/g ノードとの共存の話。規格的には旧来のノードとも通信できるような仕組みが入っているのですが、当然の話として全体の速度は旧来のノードが混ざることによって低下してしまいます。ということで 11n の速度を堪能するには、5GHz対応(40MHzチャネルが使える)、すべてのノードを 11n で揃える、必要があるということですね。5GHz対応はそういう機種を選択すればいいだけですが、旧来の a/g のノードはすぐに入れ替えるわけにも行きません。こちらは時間が経って消え去っていくのを待つしかないでしょう。

2012-10-13

拾い読み:40万DL突破のARゲームアプリ 「ドロイドシューティング」を国会議事堂前でプレイしてみた



AR技術の画期的な使い方とか言われて話題になっていたドロイドシューティングですが、じわじわと人気が出てきているようですね。まあ、運動神経に自信が無い身としては手を出していませんでしたが、回転椅子でこれをやると機銃座の気分とかいわれるとやってみたくなります。でもそれなら、ターゲットを色々と変えられるといいのですがね。やはりWWII warbirds でやってみたいものです。被弾一発でお終いになる一式陸攻プレイとか、いくら被弾しても平気なスーパーフォートレスプレイとか、盛り上がりそうです。

拾い読み:【LTEのカラクリ】知らないと損する「繋がりやすさ」「速さ」の決め手とは?



解説しているのは法林さんですが、いつの間にかモバイル評論家とかいう肩書きがついています。前に読んだLTEの技術解説記事で実際の速度を決める要因が5つ上げられていました。その中に実際に使える周波数帯の問題というのが入っていましたが、現状SBは使用出来る周波数帯が限定的でまた周波数帯が混雑しているところだというのがau/SBの性能差に響いているようです。

拾い読み:実測20Mbps越え!イー・モバイル『Pocket WiFi LTE(GL01P)』をチェック



E-Mobileのポケットルータ使っておりましたが、auのWiMAX付きスマホ(当然テザリング可)を買って以来子供達のおもちゃになっておりました。いいかげん契約切ってしまおうかと思っていたところにE-MobileからLTE対応の新機種の案内が入ってきまして、お値段(月額)も下がり、機種変更無料と言われて、契約継続、LTEに乗り換えにしてしまいました。まあ、実際には就職して家を離れてネット環境が無くなった息子用だったりします。

とりあえず私の方に送って貰って動作確認した上で息子のところに送ろうとしたのですが、届いて試してみたらそもそも電源が入りません。サポートに電話かけたら代わりのを送りますということになりました。代替品の方は素直に動いたので(やはり旧3Gルータよりは遥かに高速)、息子のところに送りつけました。そろそろ使用感でも聞きたいところです。

ちなみに不良品に当たったポケットルータですが、メーカーがこのところ悪名高いHuawei、その顛末はこちらで書きました。いつもながらのすごい(日本的感覚では)不良率です。

拾い読み:高速通信サービス「LTE」とは―WiMAXとの比較、ドコモ・auなどキャリアの計画まとめ



現時点でのキャリア各社のLTEへの対応状況がまとめられています。スマホでWiMAX使っている身としては比較の中にWiMAXが入っているのがポイント。まあ、どこかでLTEに切り替えたいところではありますが、現在のサービス状況ではWiMAXもまだまだ中々のモノ、すぐさまは要らないでしょう。次にスマホを買い換えるときにはLTE対応機になるでしょうね。

まとめ読み:次世代の無線技術、LTEの仕組みが分かる from @IT


@ITから、次世代の無線技術、LTEの仕組みが分かる

昨今話題のLTE(Long Term Evolution)、宣伝はよく見かけますが、高速化されるという以外の情報はあまり聞きません。そんなLTEの技術解説、ちょっと古いですがまとまっていたものがありました。


イントロは以下の五つ、まあ読み流しで。

・移動通信の技術ロードマップ
・LTEの特徴
・LTE導入の目的
・標準化動向

この記事のロードマップでは遥か先だったサービス開始時期に到達しているわけで、キャリアとエンジニア達の苦労が偲ばれます。


大きな変化は、3Gではデータ系と音声系の二重構造になっていたのが、全てをパケット化してパケット交換だけのシンプルな構造になったことのようです。それに伴ってネットワーク自体も単純化されていますね。通信はOFDM+64QAM、ダウンリンクでは基地局の制御下で周波数帯を動的に割り付けて広帯域を確保、アップリンクでは周波数固定で端末側の負荷を軽減しているようです。後半はLTEのプロトコルスタックの解説とキャリア側での以降のロードマップ。プロトコルスタックはコンピュータ屋の見慣れた形になっています。全IP化になるのでキャリアは既存のシステムからの移行が大変そうです。

 
前半は高速化技術のキモになる OFDMA、64QAM、MIMOの簡単な説明。この辺りはキチンと説明されても何が何やらの分野ですのでこんなもので充分です。後半は実際にどの程度の速度が出るのかを技術面から見た話。実際の通信速度が決まる要因として上げられていたのが下の5項目。

1. 周波数帯域幅
2. MIMOのタイプ
3. 端末のカテゴリ
4. 無線基地局から端末までの距離(無線品質)
5. 同時通信ユーザー数

4、5は実際に使って見ないと判らないところ。でも1-3はキャリアのサービス品質と端末性能の問題ですから、キャリア、端末を選ぶ時に検討すべき点でしょう。でも今実際にサービス始まっているのにこの辺りの情報は開示されているのでしょうか。調べれば何処かにあるのかも知れませんが、キャリアが積極的に公開してはくれないようです。その代わり、週アスなんかが山手線での実測レポートとか出していましたから、暫くはそういう情報が頼りでしょう。


冒頭は使える周波数帯と帯域の話から。すでに各種携帯サービスで電波使われていますからね。実際のサービスでどのバンドでどれだけ帯域を確保できるかについては電波の奪い合い、総務省での認可とか、技術以外の問題が関わる分野です。

さて、本題はLTEの技術要素の解説。第3回でもさらりと解説されてしましたが、こちらで本格解説になるようです。用語はどれも高速無線通信ではおなじみのものなのですが、理屈と仕組みはまるで判りません。こういうのをきちんと理解できるようになるにはどういう分野の勉強が必要になるのでしょうね。

・OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)
・MIMO(Multiple Input Multiple Output)
・64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)
 
OFDMAを理解するには搬送波(これもキャリア)の直交が重要な概念になるようですが、ここやらここやらを読んでもまるで判りません。一応、データを複数のサブキャリアに割り付けて、それぞれが直交するようにすることでサブキャリアを効率良く使う(配置する)ことができ、そのために同じ周波数帯でも大量の情報の伝送が可能になる、ということのようです。

QAMは変調方式、これは高速モデムなんかで使われてきた技術なので解説的には馴染みがあります(がやはり仕組みはよく判りません)。位相変調(が解らないのですよ)と振幅変調(こちらは古典的)の組み合わせで多数のデータを一度に伝送する変調方式ですね。LTEは最大64QAMで電波状態が悪くなると16QAMにフォールバックするそうです。MIMOはアンテナレベルでの多重化。ある意味電波的な空間分割での伝送路の多重化になるようです。


今回は基地局側のネットワーク技術の話。SON(Self Organizing Network)という技術で基地局の設置、運用の自動化が図られているそうです。このあたりはAdHocネットワーク辺りに縁がありそうです。

Self-Configuration(自動設定)

・基地局を追加する際、バックホールとのコネクションを自動的に設定
・バックホール上のDHCPサーバと連携して自動的にIPアドレスを設定
・基地局の認証、セキュリティの設定
・設定に必要なソフトウェアのダウンロードおよび自動設定
・隣接セルの設定
・基地局とコアネットワークの接続

これはIPネットワークの世界でも自動構成機能として研究されている機能ですね。

Self-Optimization(自動最適化)
Self-Healing(自動修復)

この2つは大雑把な解説ですが、通信状況をモニタして自動的に経路等々を調整する機能に、障害が発生した基地局の検出、それに自動修復(ってどうやるんでしょう、とりあえずのリブートとかでしょうかね)をする機能だそうです。考えて見ればやたらと増大していく基地局、もう人間が個別に面倒を見ていける限界を越えているのでしょうね。

後半は基地局を構成するH/Wの話。筆者氏、ノキア シーメンス ネットワークスのお方ですから、自分のところで出している基地局装備の解説のようです。


解説は、まずは基地局からキャリア側の機能、携帯と基地局の接続シーケンス、そしてハンドオーバの解説と来ています。ユーザー的に気になるのはハンドオーバ(HO)ですが、そのためには前2つの紹介が必要になるのですね。近隣への移動であれば基地局間のやりとりだけでHOができてしまうのですね。近隣基地局で済まない場合にはバックボーンまで介する形になるようですが、3Gでは常にバックボーンまで関わるようなので、LTEではHOも高速化、キャリア側への負荷も軽減されるようです。

後半はQoS制御の話。The Internet では研究されている割に普及しないQoSですが(皆Best Eefortで満足しているようで)、電話系になるときっちり制御しているようです。とはいえ、キャリアから先の The Internet ではまだまだ Best Effort の世界、End-to-End でのQoS制御はまだまだでしょうね。でも、少なくとも同一キャリアの端末間ではきちんと制御されることになるのですね。ただ、キャリアのサービス以外でこれが利用できるのかどうかは判りません。基本、事業者(キャリア)の営業政策次第、といったことのようです。まあ、音声通話は優先してくれそうですが、初期サービスでは音声通話は既存網を利用ですか。QoS付きのVoIP化されるのが待ち遠しいところです。


まずは音声系と切り離したデータ通信系から広まっていったのですね。音声通話の扱いは少々面倒なところ、理想的には全IP化なのでしょうが、それまでは音声だけは旧回線で送るとかの対応が取られているようです。docomoのLTEもそうでしたっけ。後はLTEで使える周波数帯割付の問題。既にGSM、3Gでバンド使いまくっていますからね。そういう意味では既得権益の柵のないところでは一気にLTEが広がるのかも知れません(新興国で固定電話より先に携帯が広まったみたいに)。上の方のバンドならまだ空きがあるのかもしれませんが、利用技術が追いついていないでしょうし、遠くまで届かないという問題もありますし。総務省のページみるとマイクロ波領域で移動通信用の帯域確保のための見直しが行われているようですので、そういうとkろに期待したいものです。

最後のページの冒頭は今までの無線技術との比較、個人的に気になるのはWiMAX(スマホで使っています)の動向ですが、これはどうみてもLTEが広まってきたらそちらに移行してしまいそうです。最後の最後は今後の発展方向の紹介、既に次の高速化の話が出ているそうですが、またまた電波の取り合いになるのでしょう。それこそミリ波あたりを狙わないときつそうです。

まとめ読み:ITアーキテクトは何をしているのか from ITPro



ちょっとばかり気になる記事が出ていましたので追い掛けてみました。IT関係の仕事ではやる事が先にあって職種、それも大抵はカタカナ表記、が後追いで着いて来る感じがあります。ITアーキテクトとやらは私の感覚ではごく最近(でも結構経っている)出てきたカタカナ職種、で他のカタカナ職と何が違うのといわれても判りません。昔はなんでもかんでもプログラマのお仕事でした。大規模化、複雑化と伴に専門化、細分化されて来たと言えるのでしょう。でも、細分化によって一部しか判らない専門家ばかりになっては欲しく無いものです。ということでこの連載で言うところの(多分人によってやるべき仕事の対象が違っているとは思いますが)ITアーキテクトの担当すべき業務を見てみたいと思います。


こういう仕事だよ、といわれても訳が解らないIT系カタカナ職種、成果物で追い掛けて行くのは悪くないですね。ということで要件定義フェーズの成果物として上げられていたのか以下の五つです。

(1)Vision Document
(2)利害関係者マップ
(3)概念機能モデル図・概念データモデル図
(4)非機能要件定義書/品質特性シナリオ
(5)グランドデザイン

3-5はシステムを作るとなると普通に作成するもの、1-2が如何にもアーキテクトといった風情でしょうか。記事では Why What に目を向けて、と書かれていましたが、Why はともかく What は気にするものだと思います。3-5は What に相当するもの、まともなエンジニアなら当然、文書化まではしなくとも頭の中には入っているものだと思います。1-2 はWhy相当、雇われエンジニアには口の出し難い部分です。アーキテクトと名乗ることでこういう部分にまで口を出そうということでしょうかね。


基本設計での成果物として上げられているのは以下の五つ。

(1)論理データモデル図
(2)パッケージ図(永続化視点)
(3)パッケージ図(機能視点)
(4)アーキテクチャー設計ドキュメント
(5)アーキテクチャー評価ドキュメント

データベースを使うシステムに特化しているところが気になりますが、やっていることはデータ中心モデルでの分割統治と全体最適化。データベース云々に引き摺られ無ければ制御系のシステムでも通用する方法論でしょう。プロジェクトの数的にデータベースアプリに注目が集まるのは仕方のないところでしょうが、世の中にはDBを使わないアプリも存在していることを念頭に置いておいて欲しいものです。ですがこれらもまた普通に用意する代物、普通のエンジニアとアーキテクトってどこが違うのは解らないままです。逆にいままで未分化のエンジニアがやっていた仕事(仕事が先)のこの部分を担当するのをアーキテクトと呼びましょうという流れでしょうか。でも、4-5 は個人的には作成すべき文書だとは思いますが、作らないプロジェクトの方が多いかも知れません。こういうのは複数の実現方法がある中でこういう方針でという宣言みたいなところがあります。いつも思うのですが、エンジニアの大半には複数の実現方法というものが思い浮かんでいないのかも知れません。


詳細設計で上げられていたのは下の五つ。

(1)機能パッケージをまたがる状態遷移図
(2)排他制御(ロック)仕様書
(3)コンポーネント図
(4)インピーダンスミスマッチの解決手順書
(5)物理データモデル図

まあ、全部が全部必要なものではないでしょうが、この中でアーキテクトっぽいというと4のインピーダンスミスマッチの解決手順。システム化というかプログラムは常に解決したい問題とそれを実現するツール(まあ、プログラム言語とかライブラリ)との間に粒度の差(インピーダンスミスマッチ)があり、両端にあるそれを繋ぎあわせていく作業だと聞いたことがあります(古典的なプログラミング本のどれかだったと思いますが)。そういう意味では重要な4の文書、なんですが明文化するのは珍しいかもしれません。オブジェクト指向での階層化されたクラス構成なんかはまるまるこのためのものなのですが、インピーダンスミスマッチを解決するための資料にはなっていない例が多いように思えます。


実装テストで上げられた成果物は以下の五つ。

(1)アプリケーションフレームワーク
(2)コーディング規約
(3)機能横断的テストシナリオ
(4)単体テスト完了基準
(5)性能評価レポート

昔はあまり見かけなかったのに最近よく見るようになったものがアプリケーションフレームワーク。フレームワークは危ない用語で、問題は人によって意味するものが全く違っていたりします。ここで解説されたアプリケーションフレームワークは抽象的ではありますがわりと納得できるレベルのもの。でも世間一般では.NETやTomcatをアプリケーションフレームワークと呼ぶ方が主力です。まあ、確かにフレームワークではありますが、両方共まだまだ範囲が広過ぎで、そこにもう一段個別アプリケーションへの限定を掛けてこそアプリケーションフレームワークと呼べるものになると思います。他の文書は普通に良く見かけるもの。ただ、コーディング規約はね、プロジェクト用にでっち上げたレベルのものが多すぎです。まあ会社単位(事業所単位)で経験を積み上げてきているところもあるようですが、そういうのは発注元、元請けレベルでないと構築できません。でもって日本の場合、そういうレベルの人間はだいたいプログラミング慣れしていないのですよね。そのあたりに変なコーディング規約が蔓延る原因がありそうです。最近ですとOSSプロジェクトなんかで適用しているコーディング規約がありますから、素直にそういうのを持ち込んで来ればいいのにと思います(実際にそうしている会社もありました)。


雇われ下請けエンジニアとしてはあまり縁のない保守運用工程、成果物は以下の五つが上げられています。

(1)アプリケーション改修基準書
(2)モジュールの依存関係図
(3)システム稼働統計レポート
(4)改善アーキテクチャードキュメント
(5)実装に基づき最新化した文書
  (コンポーネント図、状態遷移図、データモデル図)

キモは日々(というほど頻繁ではないでしょうか)変わっていくシステムの構造を表した文書を最新(実際のコード)にあったものに保守していくところでしょうか。予算、時間の製薬で疎かにされやすいところではあります。しかし初期設計のアーキテクチャ文書が確りしていると以外と原型を留めているものです。回収する時にアーキテクチャ文書だけでも保守しておいてくれれば結構追い掛けられるものです。

と、某社で某システムのアーキテクチャ設計をしながら読んでみたわけですが、いいチェックリストになりました。アーキテクチャ、アーキテクト、それほど担当部分が明確になっているとは思えませんので、こういう記事なんかでイメージが固まってくると色々とやりやすくなりそうです。

2012-10-12

拾い読み:「中国通信大手の機器は危険」米下院委



この間話題になっていたところ。個人でしょぼしょぼ使うならともかく、国のネットワークの中枢には入れたくないでしょうね。あ、ちゃんとした暗号化システムを使えば情報が抜かれる心配はありません。がDoSアタックとか通信遮断とかは簡単に組み込めますから心配するならそっちの方でしょうな。しかしちょっと前までは通信機に仕込まれた秘密の回路といえば合衆国政府の陰謀、と決まっていたのにこういう分野でも中国の発展、目覚しいものがあります。でもって下院でもあまり追求しすぎると自分にもブーメランが戻ってくるとか。まあ、どこの機械なら信用できる、安心出来るという話になるのでしょうが、アメリカ製ならそこそこに信頼感(盗聴はしても遮断はしないだろう)がありますね。その点まだまだ中国には信用置けません。都合が悪くなると回線遮断に走りそうなイメージがあります。

拾い読み:Nexus 7を分解



気になるタブレットNexus7の分解記。アメリカから輸入した品とのことで、如何にも初期量産品といった雰囲気が窺えます。初期製品がこんな作りだと暫くしたら色々と作りが変わってきそうです。新しいもの好きでなければ量産のラインが落ち着いてから買った方が良さそうです。

拾い読み:安さを感じさせない完成度! Nexus 7の実力は?



気になるNexus7の記事。言われてみればご尤もというところですが、Google Play用端末としての位置付けもあるのでしょうね。普通に安い割に高性能のタブレットだとしか思っていませんでしたが、GooglePlay を狙っての戦略的(笑)価格なんでしょう。先日、GooglePlay で電子書籍を購入(ただし無料)してスマホで読みましたが、スマホの画面には合っていない感じがしました。ひょっとするとNexus7の画面サイズ辺りに最適化されているのかも知れません。なお、最近の流行りなのかSDスロット無しで拡張不可。こういうのが増えてくるとWiFiで繋ぐネットワークストレージとかが流行りそうです。

拾い読み:エヴァスケジューラー



単なるネタアプリかと思っていましたが、ちゃんと Google Calendar との連動が可能だそうで。プロモーションには良いですね。自動で上映日の案内が追加されていたりすると愉しいかも知れません(まあ文句付けられるでしょうけど)。

拾い読み:未来技術遺産に逢える無料スポット



docomoの移動体通信機器の変遷の展示だそうです。平日昼間のみで小規模ということで、わざわざ見に行くレベルのものではないでしょうが、近くに行って暇があれば覗いて見たいですね。こういう展示をみると昔はとんでもなかったんだということを実感します。

拾い読み:公的債務に関する歴史の教訓



今現在のユーロ危機についての論なのでしょうが、歴史上の比較に第一次大戦後のイギリスを持って来たところが面白いです。でも、実際のところこれは明確な失敗例ですよね。問題はその失敗した政策を各国が再び採用しているところ。歴史に踏み込むのであればWWI後の不況、大恐慌から脱出できた国の政策をピックアップして欲しいところです。ヨーロッパ的には一番の成功例がヒットラーということで政治的に取り上げ難いのでしょうか。日本なら高橋是清、アメリカならルーズベルトあたり、ただ流れとして戦争突入で政策が成功したのか失敗したのか、評価が難しいところが有ります。是清は暗殺されたので以降の戦争への流れには責任ないでしょうが、ヒットラー、ルーズベルトの場合には経済政策と戦争との切り分け難しそうです。

2012-10-11

拾い読み:ついに始まった「7インチタブレット革命」



大袈裟な煽りを入れるのは記者の習性なのでしょうが、中身はNexus7が周辺で流行っていますという話。大袈裟ではありますが、私もNexus7について物欲を刺激されている口です。魅力的なタブレットですよね。まあ、満員電車で7インチを持ち歩けるかというと少々疑問ですがね。満員電車だとスマホでもきつかったりしますから。家と近所でなら使ってみたい端末です。

2012-10-08

まとめ読み:アジャイルの流儀で英語に挑戦!




なんという格好でカンファレンスやっているやら。筆者氏は、オブジェクト脳のお方、初回は前振りだけでしたが、続きが楽しみです。


先ずは音が聴き取れるからスタートですか。言われて見ればごもっともです。無理して意味(単語)を聴き取ろうとしていましたが、それは次の段階、ということなのですね。100%を目指さないというのも大切なポイントかも知れません。


直接理解だけはわかります。英文資料に慣れたお陰で資料読む時はいちいち翻訳しないでそのまま理解していますから(そのため日本語に置き換えるにはまた別の努力が必要ですが)。これとサウンドファーストの原則が組み合わされると、読む時に文字の並びに意味(翻訳ではなく)がマップされるように、音から(単語の文字列を介在させないで)直接意味がマップされるようになると言うことでしょうか。文字ベースでの語彙力とはまた別の語彙力が必要になるのですね。


その時々の応じたプラクティスを、ということですね。中学、高校での英語教育はこのプラクティスや前回に出てきた原則に照らし合わせると、成る程というばかりの無駄の塊でしたね。まあ、それでもその時の勉強が語彙の基礎にはなっているので、文章を読むという目的に限定すれば役に立っているということでしょう。目的が違えばプラクティスも違う、ペラペラを目指すならまたそういうのとは別のプラクティスが必要だというわけですな。



以前にどこぞのニュースサイトでも紹介されていましたが、なんとも愉しいアウトドアグッズです。燃料は紙でも木でも燃やせるものなら何でもOK、発電した電気で送風ファンを回して火力を上げるという優れものです。お値段が安ければ飛び付く品ですが、ちょっとばかり躊躇するお値段なのが残念なところです。アウトドアで遊んでいた頃なら買っていたでしょうが、野外が辛い歳になりましたのでね。今なら災害用グッズの扱いでしょうが、町中だと燃料に困りますし。薪が手に入る環境なら使い応えがありそうです。

拾い読み:Google、透過型フリップアップ式タッチスクリーンを備えた「SmartWatch」の特許を取得



透過スクリーンで情報表示、面白いとは思いますが、メガネはやり過ぎ、日常生活に支障をきたすでしょう。必要な時に目の前に下ろすスタウタースタイルも悪くはないでしょうが、この時計型の方が実用性ありそうです。でも腕時計が邪魔で懐中時計派の私としてはこれでも不満。ならどんなデバイスがあれば、と考えていったらホームズスタイルの大型虫眼鏡なんかはどうでしょうね。虫眼鏡で覗くと関連情報の Google 検索結果が出てくるとかね。気分は皆でシャーロキアンですよ。

試してみました:『Google日本語入力』がアップデート



巡回先各サイト一斉に告知しています。


ここが本家、Google IME の開発元のアナウンス。私なんかここで言われている対象そのもの。長文入力となるとPCに移っていました。日本語だけでなく結構アルファベット混じりの文を書くのでアルファベット入力の容易さも重要なポイントです。その辺りも試してみたいですね。


話題の中心は新ソフトキーボードのGodanキーボード。


こちらはブログ内容をまるまる転載しています。

ということで話題のGodan(五段でしょうね)キーボード試してみました。想定しているのは両手で持って親指打ち、端末サイズに依るとは思いますが、スマホのサイズで親指打ちはきついのでは、と思っていましたが、表示されるキー数が減った分、親指でも操作し易くなっていました。ですが、確かにキー入力は速くなりそうですが、変換候補を選択しようとすると指がホームポジションから離れてしまうのが残念なところ。GoogleIMEの予測変換、高機能なだけに変換候補の選択とキー入力で指の動きを変えないといけないのがちょっとばかり気持ちが悪いところです。また、アルファベットに切り替えると普通のqwertyキーボードに切り替わって、ここでも指の動きの切り替えが必要になります。Qwertyに慣れている私としては今までのqwertyキーボードの方が遥かに速く入力できます。日本語メイン、変換候補を選ばないような人には向いているのかも知れません。せっかくの出来の良い変換候補の選択がもう少しスムーズに出来るようになれば使い勝手が向上することでしょう。なお、バージョンアップしてqwertyキーボードの反応も良くなっているように思えます。そうなるとますます、qwertyキーボード入力で充分といった感じになっています。ということで私にとってはqwertyキーボードでの指一本打ち、変換候補選択という今まで通りの使い方の方が楽な感じでした。

2012-10-07

拾い読み:トレンドマイクロ、Androidスマホ向けバッテリ管理アプリを公開



怪しいのが多いバッテリー節約アプリですが、トレンドマイクロブランドとなると安心感があります。ちゃんとどうやって節約するかが明示されているのも良いポイントです。


こちらにはもう少し詳しい内容が紹介されていました。通信遮断系のアプリは既に入っているので今更感もありますが、インストールするアプリの電力消費チェックは面白いですね。以前にクラウドでアプリの電力消費を測定するサービスが紹介されていましたが、あちらは計測結果の報告までに数日かかるという代物でした。意外とあういうサービスの計測結果が使われているのかも知れません。

拾い読み:留守中の自宅をモニターして動画をクラウドにアップするネットワークカメラ



カメラをサーバにしてリモートアクセスする製品はいくつか出ていましたが、これはクラウドに画像をアップロードするタイプ。これならセットアップもリモートアクセスも簡単になります。専用クラウドっぽいのが引っかかるところですが、方向性としては正しいアプローチでしょう。これは専用機ですが、この手の機能ならスマホにアプリとして入れるのも簡単でしょうから、古くなったスマホの再利用としてこんなアプリがあるといいですね。部屋のあちこちに古いスマホがぶら下がっていて写真を撮っているの、あ、考えてみたらちょっとシュールな光景になりそうです。

2012-10-04

拾い読み:通信業界に「テザリング」旋風



今まで使えなかったのが国内キャリアの性格の悪さ、iPhoneが最初に出てきた時もアメリカではテザリングできるのに、と文句を付けていた人がいました。私はスマホ歴がw-zero3esから、willcomでは以前からテザリングが当たり前でしたし、アンドロイドへの乗り換えもauのHTC EVOでのテザリングサポートが決め手、テザリングが無いスマホは購入の対象になりませんでした。テザリング開放となると心配なのが回線の飽和、Willcomの場合はそもそもユーザー数が少なかったですしau/EVOはWiMAXありきのテザリングでしたが、ソフトバンクだと、回線大丈夫ですかね。LTEで回線に余力ができたという判断でしょうか。他人事ながらちょっとばかり心配になります。

関連してもう一本、


ソフトバンクのテザリングサポートの前準備でしょうかね。イーアクセスからは、SB以外だと完全吸収でしょうからその辺の利害の一致でしょうか。まあ、各社がテザリング開放して来るとイーアクセスというかイーモバイルの立場が無くなるというのも有るのかも知れません。

拾い読み:関数型プログラミングは本当に難しいのか



なんか胡散臭い意見です。言われて見れば実行コンテキストをパラメタに含めてしまえば、全てを関数で表現できますが、それは処理データすべてをフラットメモリ上に展開していた超古代プログラミングと同じでしょう。管理のスコープを制限して複雑な問題を単純化していくのがプログラミングの基本、こういう視点からはオブジェクト指向に優るものはありません。オブジェクト指向が難しいというのは出現以来30年の集大成をいきなり見せつけられるからでしょう。初期のオブジェクト指向なんかは、まあスモールトーク分の偏見が混ざっていますがごく単純なものでした。その辺りと今のものとを比べると何十倍にも膨れ上がっています。いきなりこれを見せつけられたらそれはさぞ難しいことでしょう。それに大学の先生となるとプログラミングのためのオブジェクト指向よりもオブジェクト指向の最先端を重視する所為もあるのではないでしょうか。

拾い読み:グーグルのタブレット「Nexus 7」をさっそく試す



かなり物欲が刺激されています。家のタブレットはEVO購入時におまけで付いてきたサムソンの旧型、それでも結構いいおもちゃになっていますから、ここらでひとつ本気のタブレットも欲しいものです。あ、でも先にEVO→HTC/Jの買い換えかな。物欲ほどにはお金は湧いて来ないのが寂しいところです。

拾い読み:最強の18000mAhデカバを香港で発掘



以前に紹介されていたリンク先の10Ahのバッテリーの方を使用中。この記事ではそれよりでかい(一応モバイル)バッテリーが紹介されていました。ですが、そろそろ一晩掛けても充電完了しなくなる容量のようで、モバイル用途ならこの辺りが限界なのかも知れません。さすがに10Ahあればどんなに無茶に使ってもまるまる一日は持ちますが、たまに充電し忘れると悲しいことになります。次の狙いは10Ahバッテリーの二本持ちで一日ごとに交代ですかね。

2012-10-03

纏め読み:開発プロセス再入門


@ITから、開発プロセス再入門

回帰テストについての調べ物で辿り着いたシリーズ。読んでおく価値がありそうです。単独のインデックスが付いていないのが少々追い掛けにくいところです。

第1回 だれも書かなかった反復型開発のホントの姿

初回は前振り、下流工程の実際にコードを作っていくフェーズ限定とことわっています。最近 、開発プロセスと云うと上流工程に注目するものが多いための注意書きかも知れません。

第2回 反復開発の“反復”とは何をどのように反復するのか

第二回はビルドとリリースの定義。概念的には開発チームと評価チームとが分かれていて開発チームでビルドを繰り返し、一定の品質に達した(開発者的にですね)ものがリリースになって評価チームに渡されるイメージです。

第3回 ビルドはどのような要件を満たすべきか

ビルドが満たすべき要件の規定です。が、メインはリリースされるビルドの方、提供するバイナリイメージと付属文書といったところでしょうか。ビルドという概念自体、バイナリ提供されるものに固有のもので、ソース提供されるものだとバージョンだけで充分なようでづ。ソース提供だとユーザーサイドでコンフィギュレーションいじったりすることが前提になりますからね。


それぞれの反復で何を実装し、何をテストするという計画の建て方の解説。反復系の開発プロセスでは最初からすべての機能を実装することはありえません。小規模なコアからスタートして機能を追加実装していく形になりますが、それぞれの反復をどのように規定していくかという話です。


ビルドのための環境構築の話。ここで専用のマシンを用意するといいと言っていますが、昔はなかったのですが、最近は自動更新でOSやらライブラリやらが更新されることがあるので、その点については少々頭が痛いですね。昔は更新されたシステムライブラリの所為で動きが変わるというのは結構目撃しましたが(なので開発機では自動更新止めていました)、最近はどうしているのでしょう。


見かけるソフトがやたらと大きい所為でしょうか、OSやミドル系のアプリなんかでは延々とビルド、リリースが繰り返されるイメージがあります。そういえばRCまでいってからその先に進まずに後ろの番号がどんどん増えていったこともありました。


まあ、テストはそれだけで本が一冊書けてしまいますからね。筆者氏の筆も勢いを増しているように思えました。個人的には少量のテスト項目で済むユースーケースベースのテストが好みではありますが、自分用のプログラムならそれで済んでもお仕事のプログラムとなるとそうは行きませんからね。いつでも頭の痛い作業です。


不具合報告書は、まあ公式にはQA担当と開発担当との間で交わされるものではありますが、個人的には何であれメモを取って欲しいですね。自分でも同じミスを繰り返すことがありますし、他の開発者の助けにもなりますし、回帰テストでバグが見つかった時なんかの手助けにもなりますから。無論、正しいフォーマットのなんかを作ってはいられないでしょうから、紙に書きなぐりで充分です。昔、ちょっと大きなプログラム(Xサーバね)を移植した時のそういう作業メモ、最終的には8センチバインダー一杯になりました。無論公式のQAシートとは別に、です。結構同じようなバグを繰り返すので仲々に役に立ちました。


問題は再現性、再現手順ですよね。個人的なモットーとしては「再現できるバグは必ず直せる」のですが、再現しないバグばかりは手の出しようがありません。昔の仕事でQA担当が100%再現するといってきたバグ、開発側では数十人が一週間かけてもまったく再現しないことがありました。まあ、マルチタスクのタイミング関係のバグなんかは難しいものがあります。そういうケースではむしろ設計文書を見直した方が早く原因が見つかったりするものですが。ブラックボックステストになるとそういうことも出来ませんからね。


課題駆動型開発という言葉というかモノを提案していますが、反復で機能と課題(issueという英語の方が意味が通じそう)を片付けていくイメージですよね。初期想定されたマイルストーンと発生した課題に対するマイルストーンとをターゲットにする動的なマイルストーン管理とも言えそうです。実際、課題のなかには不具合によるものだけでなく、仕様の更新やフィードバックによるもののあるわけで、反復でそういうのを潰していくというのは成果が目に見える分テンションが上がりそうです。

拾い読み:後発だからこそ手抜きはしない - Nexus 7で見せつけられたGoogleのスゴさ



随分と評判が宜しい様子のNexus7、使ってみたくなります。注文が多過ぎたのか、入荷が遅れているという話をあちこちで聞きますが、人気が集まっているということの裏返しでしょう。まあ、直ぐには飛びつかないというのが私のモットー、落ち着いた頃に(初期トラブルが解消された頃に)実機を触って見たいものです。

2012-10-02

拾い読み:スマホが歩き出しそうなキモカッコいいスタンド



使い勝手はいいのでしょうが、デザインがね。あのビッグドッグ動画)と同じようなデザインのセンスを感じます。あまり身近に置きたいデザインじゃないですね。アレって、アメリカンにはウケるデザインなんでしょうか。

拾い読み:驚愕の展開を見せる日本の『フカシギの数え方』動画に世界が衝撃を受ける!



すごい動画が紹介されています。そういえばUNIX(BSD)の計算アプリ、でかい数の階乗を計算させようとすると、審判の日(doomsday)まで掛かっても終わらないから勘弁して、というメッセージ出すのがありましたっけ。動画に出てくるスーパーコンピュータ、25万年計算を続けるところが一番スーパーですね。

拾い読み:民主党「倒産前夜の役員人事」を読む



内容対象はともかく、政治記事≒芸能記事という見方と、今の民主党を倒産寸前の会社に例えて見ているところは秀逸。なお、末尾の世論調査には、芸能記事に相応しい「どうでもいい」という選択肢が欲しかったですね。

拾い読み:モレスキンCEOが語る、手帳×デジタルの未来



物理と電子が繋がる世界というのはある種の夢ですね。ノートのデザインも綺麗ですし、使ってみたいガジェットです。で、evernoteからモレスキンのノート、発売の記事が来ていました。


リンクをたどって値段を見たら一冊二百数十ページで三千円近いじゃないですか。大量にメモを取る私としては少々高すぎです。このページ数だと本気で使うと一ヶ月持ちません。毎月ノートに数千円払う勇気は持てませんよ。あ、ちなみに普段はA4コピー用紙をバインダに挟んで愛用、仕事が忙しい時期にはだいたい2ヶ月で500枚入りを使い切ります。こちらは500枚入りで300円ですからね。いいものとは判っても10倍以上の値段差があるのはキツイです。


拾い読み:iPhone5の地図はなぜコケたのか?



ちょっとした裏話といったところ、面白い読み物です。データを集めて関連付けで役立たせるのはやはり google の方が遥かに上手だったということでしょうね。なお、信頼性が怪しく読み飛ばしてしまいましたが、iPhoneのマップのひどさ、特に日本語部分について、中国、韓国での読みの怪しいデータ入力を行ったせいではないか、という噂も出ていますね。社保庁の名寄せで同じ失敗していますから、案外とそういうのもあるのかも知れません。まあ、変なデータは日本だけではないので、根本的なところの問題のほうが重大だとは思います。

2012-10-01

拾い読み:電子書籍は離陸するか



電子書籍ネタでもう一本。専用端末でしか読めない電子書籍には確かに魅力はありません。今の使い方から言えばやらりスマホ、タブレットで読めないと有難味がありません。そして汎用端末に乗れば良かというが画面の取り合い、メイルにWEBは強敵でしょうね。そして媒体に応じた表現を追求ということですが、この点を追求していってしてしまうとWEBで充分ということになりませんか。むしろWEB閲覧で金を回すシステムを考える方が良いように思えてきました。

拾い読み:電子書籍普及待ったなしの今だから書籍業界に提言しておきたいこと



電子書籍、便利だとは思いますが(なにせ家に四千冊、実家に八千冊程、置き場所に事欠いています)、現時点での特定フォーマットでの購入は嫌ですね。フォーマットの将来性、フォーマット変換の自由が無ければ馬鹿らしくて買う気になれません。そういう観点からも、出版物に電子書籍のライセンスを付けて売るのは嬉しいですね。出版社側で複数フォーマットに対応する方が、ユーザーサイドで複数フォーマットに対応するより楽でしょう。もう一つの提言ですが、これは電子書籍単体販売を想定したものでしょうが、単行本と文庫版とかの関係を考えると難しそうです。まあ、電子書籍とはいえ文庫版と同じ値段なら文句はありませんが、そうなると単行本の方はどうなるのでしょう。単行本>文庫≒電子書籍、といった値付けですかね。アマゾンからの新刊メイルを見て本屋に行く私としても本屋が生き残る生態系を期待しますが、実際にはどうなることでしょう。あと、日本の場合には特殊事情として、現行の出版物がやたらと安い点も。そういう観点からは電子書籍自体がポシャる可能性もあると思います。個人的には置き場所の問題で電子書籍化進んで欲しいものですが。

試してみました:Google、電子書籍サービス「Google Play ブックス」を日本国内で提供開始


「ゼロ」から始めるスマートフォンより、Google、電子書籍サービス「Google Play ブックス」を日本国内で提供開始

試しに使って見ました。先ずは青空文庫の不如帰、ヒストリア捨松さんの物語からの悪い意味での連動です。まあ、今となっては大山家に結び付ける人はいないでしょうが。読んでみたら露骨ですね、これは大山家怒りますわな。こんな名調子(黄海海戦のシーンはすごかったですよ)で有ること無いこと書かれたらたまらないでしょう。さて、androidでの使い具合ですが、悪くは無いです。が画面が小さいのでページ送りがあまりに頻繁になります。そしてページ単位で切り替わってしまうので、ページにまたがった文章が読みにくいですね。まあ、画面サイズとの兼ね合いであることは解りますが、紙の本のイメージを引きずりすぎているように思えました。このあたりは電子書籍ならではのUI上の工夫が欲しいところです。半ページずつの移動とかがあっても良かったかと思いました。

2012-09-30

拾い読み:法廷闘争に明け暮れるアップルは「絶滅する恐竜」だ



まあ、サムスンの場合、あのパッケージとかは明らかにやり過ぎでしょうが、ごく当たり前の機能に知的財産権を訴えるアップルもどうかと思いますがね。基本、この記事に書かれているように、法廷闘争に熱中する企業は既得権益の保護を求めている訳で、イノベーションから離れてしまい、進歩と発展を妨害する立場になります。コンピュータに弁護士を近づけてはいけません。昔、アップルがMSやらIBMやらをGUIで訴えていたころ、FSFが邪悪なアップルシール(蛇がリンゴを齧っているやつ)を配ってコンピュータに弁護士を近づけるなキャンペーンをやっていましたが、また必要になってくるかも知れません。

拾い読み:本気出す時計 ねこエディション for Android


拾い読み:本気出す時計 ねこエディション for Android


娘が早々に共有のタブレットにインストールしていました。電源を入れると猫の写真とともに怪し気なメッセージが出てきます。まあ全く本気出す気にはなりませんが、癒されます。

拾い読み:ワイヤレス通信・送受信の仕組み



面白いシリーズが始まっています。追いかけてみましょう。ネットに上げられたのは今年の春先ですが元記事は2007年のもの、少々古くなっているかも知れません。と、上下だけ二回で終わりでした。ほとんど回路ブロックの解説でしたね。今はもうスーパーヘテロダイン使われていないのですね。高周波での直接検波、ダイレクトコンバージョンが主流になっているようです。回路のサイズを考えるとDCの方が圧倒的に小さくなることでしょう。


 

拾い読み:経費削減という“錯覚”と「使い捨て社会」の暗鬱



そういえば日本企業の凋落傾向って人件費をけちり出した頃と被っていませんかね。人件費をケチる→教育の放棄→生産性低下、イノベーションの低下、というループが出来ているように思えます。そういえば一部の経営者が好んで使う「即戦力」なんていう言葉も裏に人を使い捨てる意図が含まれている気がします。

拾い読み:【検証】Ultrabookは本当にすごいのか?



ちょっとばかり興味のあるところ。買い換えるならウルトラブックと思っています。ですが、今の旧型機もメモリ増設、SSD換装済でまだまだいけるのですよね。まあ、低価格ウルトラブック並に金が掛かりましたが。さて、いつ頃が買い替えタイミングに良いのでしょう。

拾い読み:コンピューターをオイル浸けで冷却:電力消費量を大幅削減



個人ベースではありえない解でしょうが、データセンターにならよさそうです。恒温で動かすことになるので却って安定稼働に繋がるのかも知れません。興味深い試みです。故障した時の修復が問題になりそうですが。

拾い読み:Evernote スマートノートブックガイド



いい感じのノートです。evernoteはノートアプリとしてはトップクラスでしょうが紙とペンの自由度には敵いません。しかし、紙とペンだと保存性、参照性に欠けるのが難点。そこを繋ぐものがあればありがたいものです。難点は取り込むツールがまだ android 未対応というところ。Androidもサポートされたら欲しいガジェットです。Evernote CEO のフィル・リービンが来日して売り込んでいます。新型iPhoneの発表に合わせたタイミングでしょうかね。


早く android にも対応してくださいませ。

拾い読み:INTERVIEW EvernoteのCEOはEvernoteで次のEvernoteをつくる!?



私の場合は使い始めて半年でプレミアムに移行しました。Android版のオフラインノートが決め手でした。私の場合、それほど目的があって使い方始めた訳ではありませんでしたが、こんなのがあれば、と妄想していたノートアプリそのもの、おかげで全く違和感無しで使うことができました。これほど役に立っているアプリ、他にはありません。ということで、ノート数がもうすぐ1万に到達します。

拾い読み:猫のいるギークなホームオフィス



なんと素晴らしいガジェットでしょう。作業机を配置するときには猫の寝場所も確保しないといけません。猫を横目に見ながらお仕事、家で仕事するならこうでなければ。

拾い読み:「農業の工業化」を進める最先端技術6選



NBCによる農業の効率化となると少々物騒ですが、ここで紹介されているのは物理的な農業の効率化、こういうのには安心感と技術スゲーという感激とが共存しています。搾乳機械は銀の匙で出て来たヤツですね。イチゴ収穫ロボットは素晴らしいです。熟し具合を判断して収穫とは凄いテクです。栽培方法もロボットに合わせているみたいですね。

2012-09-28

拾い読み:電源革命来るか? スマホサイズの水素燃料電池が実用化されるぞ〜!



開発のニュースは良く見掛けるももの一向に発売されない燃料電池、来年発売ということですが、本当に発売されますかね。春先にもこんな記事が出ていましたが、少なくとも日本では話題になっていないようですし。さて、モバイル電源の勝者は燃料電池でしょうか、それとも大穴でMGTになるでしょうか。

追記:2012-10-03



期待のモバイル燃料電池、期待して動画も見たのですが、やっぱり見た目のインパクトは無いですね。まあ、インパクトたっぷりに火を吹かれても困りますが。

拾い読み:「アスース」派のオレ涙目 ASUS正式呼称「エイスース」に統一



長年のASUSをどう読むかの論争に公式回答が出て来ました。元はペガサスから取ったということですので、本来ならアサスでしょうけどね。まあ、pngフォーマットの解説に読み方が決まっている、というのまでが利点として挙げられるぐらいですから、読みの統一は重要なのでしょう。もっともpngでバカにされたgifも CompuServe の公式ドキュメントでは、ジフと読んで、と書かれていたのですがね。

拾い読み:ドラえもんの動力源に最適!? “手のひらガスタービン”が描くエネルギーの未来



概念としてのマイクロタービン発電を聞いたのは数年前ですが、こちらは現実の進捗状況、スーツケースサイズで発電できるようになったのですね。しかし、小型になるほど回転を上げる必要のあるタービン、こいつは33万RPM(自動車のタービンだと10万RPM程度)だそうです。現在出力は40W、エネルギー効率数%だそうで、実際に使えるようになるにはまだまだ改良が必要でしょう。動力源としてはマイクロタービンと燃料電池系、どっちに軍配があがるのでしょうね。ロボットの動力に、と記事では書かれていましたが、そういえばフルメタのアームスレーブ第2世代がガスタービン搭載でした。第3世代は今ではどこに消えたか、パラジウムリアクター、設定を作った頃には期待されていたのですが。


最初にマイクロタービンのネタを読んだ時のものは、現状のガスタービンエンジンの小型化では無くてMEMS技術を使った超小型マイクロタービンエンジンでして、こちらで紹介されているようなものでした。MEMS技術を使ったマイクロガスタービンには頭にウルトラが付いてUMGTになるのですね。このサイズで発電可能になれば素晴らしいのですが、こちらはまだまだ実験室レベルで各種要素技術を研究中のようです。

検索掛けてみると最初に読んだのはこの記事だったかと。スレの流れは変な方向に暴走気味ですが、そこはそれ、スラドですから。まあ、小出力のモバイル電源になら燃料電池の方が期待できそうです。

2012-09-27

拾い読み:SQLiteについての Android Tips

@IT MONOist > 組み込み開発 から、SQLiteについての Android Tips

仕事で使うかもしれない(ファイルで済ますかも知れませんが)のでメモ。


基本中の基本。まあ android で使う訳ではないので、javaコードは参考までに。

Android Tips (20) 知っておきたいSQLiteデータベースの注意点

ここら辺は、android 固有の話なので基本読み飛ばし。

Android Tips (21) SQLiteデータベースのチューニング

バキュームとトランザクションの話。I/O軽減目的でトランザクションを使うというのはある意味邪道ですが、SQLiteの実装的には効果抜群のようです。SQLiteからのSDカードへの書き込みが遅いのも影響しているのでしょう。もう一点紹介しているのがコンパイルドSQL文(PreparedSQLとも言いますね)、DBの専門家には常識でしょうが android 開発者には余り知られていないのでしょうか。SQLインジェクション対策にもなりますので、余程のアドホック操作以外ならコンパイルドSQLを使うものです。

試して見ました:Google乗換案内がバスルートに対応 AndroidやiPhoneでも使える



試して見ました。私の端末での設定では、経路探索機能はメニューからの呼び出しですが、探索画面が出てからの動きは記事の通り、直近のバスの時刻が判るのはありがたい機能です。これでバスの時刻表も持ち歩かずに済みます。PCでも試してみましたが、GPSで現在位置が拾えるスマホの方が使い勝手は良いですね。

調べ物:Controlling Hardware with ioctls


調べ物:Controlling Hardware with ioctls


Linuxでの ioctl によるデバイス制御方法の解説記事、シリアルのモデム制御信号の設定と、MII、ETHTOOL ioctl によるネットワークデバイスのリンク状態検出方法が解説されています。少々古い(2004年)記事ですが、今はどうなっているのでしょう。昔この手の ioctl を使った時にはMII、ETHTOOLがサポートされているかどうかはデバイス依存でした。また、MIIやETHTOOL構造体をゼロクリアして置かないと制御に失敗していたように記憶しています。

調べ物:Writing device drivers in Linux: A brief tutorial


Writing device drivers in Linux: A brief tutorial

カーネルモジュールタイプのデバイスドライバの書き方解説。冒頭の Linus のエピグラムが素敵です。昔のドライバに比べるとずっと楽になっているのですね。

チュートリアルの内容は空のモジュールドライバ作成からパラレルポートのI/Oドライバを仕上げるまでのフルスペックドライバ、まあ、割り込みのハンドリングと ioctl はありませんが、ちゃんとしたデバイスドライバです。でも、この手のポートI/Oだけのドライバなら任意ポートのI/Oができる汎用ドライバがあってもよさそうなものですが、linux には無いのでしょうか。昔使っていた OS/2 には TESTCFG という汎用ドライバがあって、任意ポートのI/Oが可能になっていました。ポートI/Oで物理デバイスの有無をチェックすることを想定したドライバなのでデバイス名が TESTCFG 、使いでのあるデバイスでした。

拾い読み:パナ初ウルトラブック『Let'snote CF-AX2』はWin8搭載、タブレット変形!



やっとパナからも物欲刺激されるマシンが出て来ました。ここ暫く迷走気味で旧型 Lets note を延命して使って来ていましたが、これなら買い替え候補になりそうです。でも、他社ウルトラブックに比べると割高ですね。パナの安心感とお値段のトレードオフ、悩むところです。

2012-09-25

拾い読み:【選ぶ】安くなったSSDで“本気の”高速化



私のPC、一年ちょっと前、まだまだSSDが高かった頃に換装しています。実際、速度は上がるは、発熱は減るは電池の持ちも良くなるはといい事尽くめです。難点はお値段、メモリ増設込の一切お任せで7万越え、今なら安めのウルトラブック買えるお値段でした。まあ、昨年前半時点では、ウルトラブック未発売で魅力のある新製品が無かったので、手持ちの旧型機(Lets'note R6)の延命に走りました。今ならウルトラブック買っていたことでしょう。しかしSSDも安くなりましたね。別のところでサムソンの新型SSDの記事が出ていましたが、一般品でちょっと前のHDDと同じぐらいの値段になっています。これぐらいの値段になってくると気楽に試せそうです。

拾い読み:iOS 6搭載のApple製地図アプリに非難ごうごう



一部で話題のiPhoneのマップの記事ですが、リンクされていたCNETのギャラリーが噴飯ものです。キャプションとあいまって笑えます。こんな地図で旅行したら大変なことになりますね。普段使っているGoogleマップのすばらしさが再確認できました。

拾い読み:CEOは人民解放軍出身 海外で警戒されるルーターを扱う国内電話各社



この手の疑惑、かつてはアメリカ製品につきものでしたが、こういう分野でも中国が台頭してきていますね。H/Wに組み込まれていたら調べようがありません。気になるのであれば暗号化通信を使うものでしょう。気にしだしたらインターネットの回線も専用線もすべて疑惑の対象になり得ます。エンドツーエンドで暗号化していれば相当に安心できるでしょう。まあ、個人で使う分にはそこまでは気にしていられませんが、機密度の高いデータを扱うなら暗号化は必須ですね。

実は先日EMOBILEのWiFiルータ、LTE対応の新製品にアップデートして貰ったのですが、やっぱりファーウェイ製、でもファーウェイの問題はこういうこと以前にあまりの不良率ですよね。最初に送ってきたルータ、そもそも電源が入らずに交換して貰いました。ファーウェイの部品を使っている某社では不良率3割とかいっていました。まあ、それでもコスト的には安く付くのが癪なところです。特にエンドユーザの使う品ならテスト工数をエンドユーザに押し付けているようなもので、仲介する業者の負担にはなりませんからね。あやしいトラップを心配する前にこっちの方を心配して欲しいものです。

2012-08-25

入れてみました:Battery+ (日本語)



WiMAX付きのEVOでも効果がありますかね。バッテリー消費は一にスクリーン、二に通信と言われています。スクリーンオフに連動してのネットワークオンオフ、効果がありそうです。ただ、私の使用パターンでは基本滅多にスクリーンオフにならないのですよね。そんな私の使い方でも効果はあるでしょうか。

と思いつつ入れて見ました。以外なところで効果がでました。外出時なんかは付けっ放しなので、移動しながら使う状況では効果はないのですが、移動していない時、家でスマホを放り出しているような状況では物凄い効果が出ています。家でスマホを放り出して充電し忘れていたような状況では、以前は気付くと電池が切れ掛かっていたものですが、これを入れてからは、使わない限り電池も減りませんので、持ち出そうという時にもちゃんと電池が残っています。当初の想定とは違ったところでの効果でした。

入れてみました:NerunaDroid (日本語)



これはよさそう。試してみたいアプリです。ディスプレイ一番は電気を食いますから。必要な時だけ使う、しかもその制御が自動というのはまさに王道でしょう。

ということで、期待して入れて見たのですが、これは微妙ですね。消灯時間を最小の15秒に設定して使って見ました。手持ちで使っている間はスリープにならないのですが、機能が一方通行というか、端末を静置して一旦画面オフになったところからは普通のスリープ状態なので手動で戻さないといけないのですね。また端末を使っていなくても持ち歩いているだけでスクリーンがつきっ放しになる訳でこちらも少々癪なところ。このアプリ単独では有難味がありませんでした。面白いアイデアだとは思いますが、もうひと工夫欲しいところです。

2012-08-14

拾い読み:スマホ徹底活用術 アンドロイドの「最強ブラウザ」アプリはどれだ!!?



ここに上げられたブラウザ、大半は試して見たのですが、私の端末、使い方では今のところ標準ブラウザが一番のようです。実際のところはどのブラウザも一長一短があって、その一長が琴線に触れればいいのでしょうが、私的にはどれも一短の方に当たってしまっています。最良のブラウザに出会うまでブラウザクエストは終わりそうもありません。

2012-08-11

拾い読み:スマホで動くラップトップ形デバイス「Clambook」が素敵



これはスマホのセカンドモニタ+キーボードの構成。スマホの外部デバイスとして使う代物のようです。スマホ主体でこういう拡張デバイスの組み合わせ、キーボード付きのタブレット、そしてPCと通信ユニットとしてのスマホの組み合わせ、今後モバイルの姿がどうなるか、興味深いところです。しかし結局は重量、サイズ的にはスマホを通信ユニットとしてサブノートを持ち歩くのと同じになりますよね。そうなると決定要因はandroidに魅力があるか、あるいはPC/Windowsフリーでやっていけるかという問題でしょう。この点になるとまだまだPCの方が魅力的に思えます。

拾い読み:スマホを紛失した時に困ること~対策まとめ~

andronaviから、スマホを紛失した時に困ること~対策まとめ~

まあ、日頃から気を付けておきましょうということで。私の場合メモの類は全部 evernote に放り込んでいるので、それについての紛失だけは大丈夫。後のはセキュリティのために利便性を下げるネタなのですよね。この辺りは考え処、バランスが難しいところです。

拾い読み:『ATIS交通情報』~5分更新で最新のデータをお届け!渋滞情報をライブ映像で確認できる~



入れて置きたいアプリです。まあ、端末に空きがあればですけど。

で、入れて見たのですが、アプリそのものは無料でも、そこからアクセスするサービスは、美味しそうなものは全て有料。このため初期起動時に端末のIDを要求してきたのですね。取り敢えず有料の契約を結ばないとどういうサービスなのかも判らないのでは怖くて使えません。ということで即刻アンインストールとなりました。

拾い読み:『Quick Event』~Googleカレンダーの入力補助アプリ~



説明に書かれていた Google Calendar の Quick Add 機能とやらの方が気になりました。ということで調べてみたら、一定の形式で内容、場所、時刻をまとめて入力する機能があったのですね。ただ問題は、その機能は英語でしか使えませんと。日本語ロケールからでは使えません(機能自体が現れて来ません)。このアプリは同機能をスタンドアロンで実装したもののようで、限定的ですが日本語にも対応しているようです。ですが、入れるか、となるとちょっと躊躇。普段ブラウザを立ち上げたままで使っているので、素直にタブを開いた方が簡単そうです。また、日本語対応が一応レベルなので、日本語、アルファベット切り替えながら入力することになるのも面倒そうなところです。これならGoogle純正webアプリで充分かな、という印象でした。

拾い読み:ovo timer



便利そうですがちょっと惜しい、最大60分のタイマーだけでなく、10分、60秒タイマーとかにも切り替えられると便利かと思うのですが。60分タイマーで2分弱程度のタイマーを設定するのって難しいでしょう。あるいは最後まで回すと最大値が多いくなっていくとか。もう一工夫が欲しいところです。

2012-08-07

入れてみました:TempMonitor Lite



どうも、マシンに負荷の掛かる使い方しているせいでいつもマシンは過熱気味、高温には気をつけないと、と思っていた矢先です。早速入れてみました。通知オンで通知領域に温度が常時表示されます。実際には15分毎のチェックのようですが。充電しながらネットに接続で現在の温度は44度、まだ大丈夫ですね。

拾い読み:キャリア網を浸食する無線LAN



興味深い連載です。


例えば携帯キャリアにとって、サービスの一環というか通信のオフロードに無線LANを導入しているわけですが、無線LANによって広いエリアが覆われるとそれ自体が携帯キャリアに対する破壊的イノベーションになる可能性があると言っています。たしかに今やどこでも公衆無線LANが使えるようになってきていますが、使用出来る範囲が広がると携帯キャリアとの契約なしでモバイルデバイスが使える世の中になるわけで、携帯キャリアと無関係なモバイルデバイスが出現してくるかも知れません。


無線LANによるオフロード、最近はAPが増えてきたので結構使っているつもりですが(ついでにスマホはWinMAX付き)、統計データとしてはまだまだ少量なのですね。オフロードの進化の方向は使いやすさ、以下のような方向で進化していくようです。

進化の要件標準化仕様
接続をよりスムースにPasspoint(Hotspot2.0)
信頼された無線LAN網と
携帯網の統合
Passpoint(Hotspot2.0)
I-WLAN
e-PDG TTD
トラフィックの振り分けANDSF

無線LANエリアへのスムーズな接続にWi-Fiアライアンス「Passpoint」

・最適なネットワークへの自動検出・選択機能(802.11u)
・信頼できるネットワークへの認証機能
・WPA2エンタープライズのセキュリティ機能
・プロバイダー間のローミング

現在、私のスマホでも特定のWLANサービスについては自動接続が可能になっていますが、複数のWLANサービスでも自動接続、認証、セキュリティ、切り替え、を可能にしていく方向に進むようです。

信頼された無線LAN網の携帯網への統合

・Passpoint
  WPA2 Enterpriseの認証
  認証/承認/アカウンティング(AAA)
・I-WLAN ePDG TTG
  携帯網のゲートウェイから端末へIPsec

トラフィックの自在な振り分けを可能にする「ANDSF」

ANDSF(Access Network Discovery and Selection Function)
 ・ISMP(Inter-System Mobility Policy) 単一経路を選択
 ・ISRP(Inter-System Routing Policy) 複数経路で振分


 ラッカスは au Wi-Fi SPOT の無線LANーAPのベンダー
 ホームWi-Fi → エンタープライズWi-Fi → キャリアグレードWi-Fi
 大規模ユーザで使う場合のポイントは干渉制御(他APからの干渉を防ぐ
 →ビームフレックス技術
 携帯網と無線LAN網の統合化ソリューション(キャリア向け)
 Heterogeneous Network


 認定プログラム
 →Passpoint
 →Voice Enterprise
 →Miracast (A.K.A Wi-Fiディスプレイ)

2012-08-06

拾い読み:【無線LAN】最大7Gbpsと高速な次世代規格「11ac」が登場



次世代無線LAN規格、802.11acの話題。今までに出てきた高速化技術を寄せ集めて思いつく限りの高速化を実現しました、といった代物ですな。

・周波数幅拡大  
  11nが40MHzのところを11acで160MHz
・MIMOの導入
  11nが最大4ストリーム→最大8ストリーム
・変調方式
  64値(6ビット)→256値(8ビット)

単純計算ならこれだけで×4,×2,×1.3、といったところで11nの10倍になりますね。無線LANでGbps時代に突入ですか。家庭レベルでならオーバースペックなぐらいです。でも動画なんかを使いまくりだとこれぐらいは欲しくなるのかも知れません。

2012-08-05

拾い読み:アプリのパフォーマンス(処理速度)が2000%落ちる?! 劣悪なmicroSDにご用心



問題はSDのクラス表記、シーケンシャルI/O性能を示すだけで、実際にアプリケーションストレージとして使う時に重要になるランダムI/O性能は、まあコントローラとの相性もあるようなのですが、公開されていないのですよね。昔、windowsのready boost使いたくて少々調べてみたのですが、実際に使って見ないと判らない、ということでした。Windows時代には純然たる補助記憶でしかなかったSDですが、Android時代では主記憶装置、ならば重要な指標になるランダムI/O性能が公表されて然るべきだと思います。

さて、リンク先の論文(PDF)読んでみました。評価対象のアプリはウェブブラウジング、アプリのインストール、GoogleMap、Facebook、Emailだそうです。あまりI/Oに縁が無いようなアプリも含まれているところがミソでしょうね。で、結論は

・ストレージの性能がアプリケーションの性能に影響する

スマホなんかの場合、ネットワーク、CPUがボトルネックになっていると言われていたのですが、ストレージの影響が非常に大きかったそうです。WiFiでのウェブ閲覧で187%、最低のフラッシュでは2000%になると言っています。

・スピードクラスは関係ない

SDにはスピードクラスがマークされていますが、これはシーケンシャルI/O性能、アプリに影響するのはランダムI/O性能、上位クラスのSDよりも下位クラスのSDの方が早かったケースもあったそうです。

・低速ストレージはCPUも無駄使い

アプリの速度を落とすだけでなく電気も無駄に消費してしまうようです。

・アプリケーションの知識は効率的な解をもたらす

これは開発者向けですかね。アプリケーションがどのようにストレージを使うかが判ればハードソフトでチューニングできる、といったことでしょうか。

論文は三段構成で、1:測定方法、2:実測の結果、3:モバイルデバイスの性能向上のための提案、といった構成になっているようです。一般ユーザとして興味があるのは実測値、ということで実測値のところをピックアップしておきます。

まずはSDカードのI/O性能(CrystalDiskでの測定値)


ClassDesktop


Smartphone




Sq WSq RRn WRn RSq WSq RRn WRn R
Transcend24.1618.031.182.574.3513.521.382.92
RiData27.9316.290.022.155.8611.510.032.76
Sandiski45.4812.940.681.064.938.440.670.73
Kingston44.9216.930.011.684.569.840.011.94
Wintec615.0516.340.013.159.9113.380.013.82
A-Data610.7817.770.012.978.9313.490.013.64
Patriot1010.5417.670.012.968.8313.380.013.72
PNY1015.3117.900.013.5610.2814.020.013.95

評価対象アプリの性能値の方は数値無しでグラフだけです。基本、TranscendとSandiskはどのアプリでも良い成績を出しています。ランダムライトの性能がモロに響いているようです(がTranscend、Sandiskでは余り差が無いようでした)。これを見た後、泡喰って自分のスマホのSDカード、どこのだったかを確認しましたよ。Sandiskのが入っていたのでかなり安心しました。でもってどのアプリでも最悪がKingston、良くワゴンで安売りしていますが、スマホのストレージとして買ってはいけない代物のようです。

補足:Usenixでの発表のビデオがありました。30分の動画です。